英語の歌 ~Row, Row, Row Your Boat~

3歳と1歳の2児の父親で精神科医のタマゴトマトです。

 

今回は、英語の歌を紹介します。

 

タイトルは、Row, Row, Row Your Boat

19世紀にアメリカで作られた曲です。

 

 

Row, row, row your boat,

Gently down the stream.

Merrily, merrily, merrily, merrily,

Life is but a dream.

 

ボートを漕いで、漕いで、漕いで、

ゆっくりと流れに乗って。

楽しく、愉快に、気楽に、

人生は夢に過ぎないのだから。

 

 

一般的には、この歌は輪唱されるようです。

4行目の”but”の意味ですが、良く使われる“しかし/でも”ではありません。

“but”には、“ほんの・・・に過ぎない”という意味があります。

 

“Life is but a dream”で、”人生は夢に過ぎないのだから”となります。

子供の歌ですが、なかなか奥が深いですね。

 

人生は夢にすぎないから気楽に行こうよ、

と、アメリカ人の楽観的な性格が如実に表れた歌詞です。

 

日本人は人生というと、深く考えすぎてしまいます。

日本人の生真面目な性格が出ていますね。

 

 

Hofstede's Cultural Dimensions Theory という理論があります。これは、Hofstede博士が世界中のIBMに勤務する職員の性格を国ごとに比較したもので、いくつかのディメンジョンに性格が分類されています。

その分類の中の、”Long term orientation”の項目で、

日本のスコアは88(長期的な視点を持つ)

である一方、

アメリカのスコアは26(短期的な視点を持つ)

でした。

 

 

Row, Row, Row Your Boatは、アメリカの、先のことは考えず今を生きる生き方を反映した歌ですね。